今回は普通に読み物として、楽しめる感じでしたね。
紗音と嘉音、双子でどちらかが事前に死亡していたのか?と思っていましたが、同一人物だったとは。
ざっと読む限りでは、紗音と嘉音と共に、戦人が好きなベアトもすべて同じ魂であると受け取れました。
妹ベアトが鏡を見れなかったのは、本当の自分が金髪碧眼の巨乳美人ではないから・・・。
一般的に多重人格(又は性同一性障害?)という奴でしょうが、
この設定にするためには、過去に人格を分割するだけの理由が必要です。
逆に言えば、紗音にはそういう過去があったという訳で
そういうものを付与しなければならない事実は、ちょっと悲しかったりします。
マリアの中のさくたろうのような、そういうレベルだといいのだけれど。そこのところはどうなんでしょうね。
あまり語りすぎるのも無粋な気もします。
また、恋愛はできても結婚が出来ないとの記述も気になりました。
戸籍上、一人の人間なのだから、複数人と結婚できる訳はないのですが
戸籍上結婚できない関係=親子兄弟叔父叔母だったのかな、とも。
ジェシカ、ジョージ、バトラの関係は従兄弟だから
全員ともイーブンの関係なら、従兄弟たちと紗音は、叔母と甥姪の関係だったのかなと思いました。
一方で、源次を父とも。
源次と死んだ金蔵の妻との間の子どもならば、右代宮の血は引いておらず、かつ従兄弟たちと血のつながりがある状態です。
源次も家具と言われていたのは、彼もまた魂が1に満たない。
というより、二人の世界を築く事ができないから、かなと。
とりあえず、残る謎の整理をしようと思います。